はじめての自動車保険。保険料を安くするために大事なポイント3つ
はじめて自動車保険に加入する場合、保険料を安くるために大事なポイントは3つです。
- ①使用用途を明確にする
- ②親から等級を引き継ぐ
- ③通販型を利用する
保険料を大きく左右するのはたったこれだけ。
なぜこんなに少ないかというと、自動車保険にはじめて入る若い人は保険料を抑えるために出来る施策が少ないからです。
自動車保険の保険料は加入歴が長くその間無事故でいればどんどん料金が安くなるように出来ています。これはノンフリート等級制度と呼ばれるもので、無事故でいれば1年毎に等級が上がってどんどん割引率が高くなるためベテランほど有利になります。
また、若い人は統計上、事故を起こす確率が高いので保険料は高く設定されています。
最低限必要な保険を付けると、後は自分でコントロール出来る部分は限られており、はじめて保険に入る若い人は特にその幅が狭いのです。
①使用用途を明確にする
自動車保険は、契約する車両の使用用途によって金額が変わってきます。
保険料が高い順に、
- 業務
- 通勤・通学
- 日常・レジャー
となります。
これで何を区別しているかというと、走行距離と使用頻度です。
走る距離が長くて、使う頻度が高ければ当然事故を起こす確率も上がるので、保険会社は保険金を払う機会が増えます。だから保険料も高くなるのです。
送り迎えは、通勤・通学に入るのか
毎日ではないけれど、時々会社や学校への送り迎えで使う程度、という場合使用目的は「日常・レジャー」にするか、「通勤・通学」にするか迷いますよね。
この場合、目安は週5日、月15日以上。これぐらいの頻度であれば使用目的を「通勤・通学」と申告するのが一般的です。
安くなるからといって本当は「通勤」に使っているのに「レジャー」で申告して事故を起こした場合、保険金が支払われないということもあります。使用用途は正直に申告しなければいけません。
②親からの等級を引き継ぐ
自動車保険に初加入をする場合の年齢は、18歳〜20代前半ころの年齢が多いですよね。しかし、この年代は保険料がかなり割高でまだ給料も少ない時期に保険が重くのしかかってきます。
そんな場合は、等級を親から引き継ぐという方法で保険料を抑えることができます。
「等級は家族間で引き継ぐことが出来る」という仕組みを上手く使うのです。その代わりに親は別の自動車保険に加入しなければならないために保険料は上がってしまいますが、年齢が上な分、子どもが入るよりは安くあがりますので、家計のトータルでは保険料は抑えられます。
あるいは、親が2台目の契約として保険に加入し、保険料が安くなる26歳以降に子ども本人が入り直すというやり方もありです。
③通販型(ダイレクト型)を利用する
自動車保険には通販型(ダイレクト型)と代理店型の2種類がありますが、通販型はインターネットで申し込みから契約まで完了するため人件費が抑えられるので、代理店型に比べて保険料が安くなります。
安く抑えたい場合は通販型(ダイレクト型)一択です。
代理店型は店員に保険相談ができるというメリットがありますが、自分で保険を勉強して何が必要で何が不要かわかれば通販型でも問題ありません。
どうしても不安な人は代理店型を選んだほうが無難ですが、何事も勉強ですし、自分に知識が蓄えられて更にその分安くなる通販型のメリットは大きいです。
まとめ
- ①使用用途を明確にする
- ②親から等級を引き継ぐ
- ③通販型を利用する
PS.一括見積もりサイトを使う
安く抑えるという点で最後に外せないのが一括見積もりサイトを使うということ。
自動車保険は同じ補償内容でも保険会社によって金額はかなり違いますから、初めて加入する際は保険料の相場を確認することをおすすめします。様々な補償内容を勉強して安くする方法を理解しても、相場を知らなかったら安いのかどうかの判断がつきませんからね。
相場を知ることが出来れば、代理店に申し込む場合にも比較材料として使えます。金額が多少高くても、相場と比較して自分にとってサービス内容が納得いくものであれば加入する決め手にもなります。
2016/05/06