自動車保険の等級は車種によって左右される?
自動車保険の等級は車種によって変わったりするの?と疑問に思っている人がいるようですが、結論から言うとそれはありません。
車種によって等級設定が違ったり、割引率が変わるということはないんですね。あくまでも、何年間無事故でいるかどうか(保険を使っていないか)で決まるものです。
ただし、自動車保険の基本料自体が車種によって差が出ます。
高級車は車本体の価値が高いですし、スポーツカーはその性質から事故を起こす確率が高くなるので、保険料は高くなります。逆にコンパクトカーはスピードも出ないし、危険な運転をする人も少ないので安いです。
ですから、車を買い替えたことで、等級は変わらないのに結果的に自動車保険料が高くなったり安くなったりするというケースが出てくるんですね。
等級じゃない。車種で違うのは車両料率クラス
車種ごとの保険料を決めるのが車両料率クラスです。
車両料率クラスとは、車種別の「型式(かたしき)」によって対人・対物・傷害・車両の4つのリスクを元に、保険料が決定されるというものです。
型式というのは、同じ名前の車を更に細かく分けたものです。たとえば、同じプリウスでも年式やグレードによって排気量や燃費が違いますよね?
保険料を左右するような車のスペックの違いを分けるために型式が使われている、ということです。
車両保険クラス
車両保険クラスは以下の4つ要素から成ります。
- 対人賠償保険
- 対物賠償保険
- 傷害保険(搭乗者傷害保険と人身傷害保険)
- 車両保険
それぞれ1-9のランク分けがされて総合的に判断されます。これは毎年変わるので同じ車に乗っていても保険料が変わることがあります。
車選びまでは出来るけど、その後改定されてしまったら自分ではどうすることも出来ません。あくまでも参考程度にしておくのが良いでしょう。
2016/04/25