車両保険の補償金額は年々下がるから中古車の場合は不要？

車両保険は、自動車事故により自分の自動車が被った損害を補償してくれるものです。

要は事故った車の修理代です。しかも相手の自動車ではなく、あくまでも自分の車。

だから、多少傷ついても自分が我慢さえすればそれでいい。保険料も高くなるし要らない、という人もいます。

結論を言うと、「多少のキズは気にしないでボロボロになるまで乗り潰す」つもりの人は不要です。

新車を買ったばかりで、綺麗な状態を維持してエンジンのメンテナンスもしっかりして長く乗り続けたいという人は車両保険をつけることを念頭に補償内容を検討するべきです。

車の時価と補償額の関係

車両保険の補償額は、初度登録から計算された時価が限度になります。

月日が経つと車の価値は下がるものです。なので、買った時は４００万円だったとしても保険の補償額は満期を迎えて更新する度に毎年どんどん下がっていってしまいます。

最初に設定された金額のままじゃないんですね。気づかないで最初の年に契約した分だけ補償されると思っている人は意外と多いです。

車の時価が下がれば、当然その分保険料も下がるのですが、実は下がれば下がるほど補償される額は払っている保険料に見合わなくなってきます。

だから、車が新しいうちは良くても数年経ったら割に合わないものになるので、更新時には補償内容をよく確認するべきです。時期が来て要らないと感じたら、外してしまうのも良いかもしれません。

保険料が高くつくとはいえ、新車や高級車の場合は修理代もそれなりの額になりますので、はじめのうちは車両保険は入っていた方が無難です。

しかし、中古車や、既に１０万km以上走って乗り潰すつもりの車に対してはそれほど効果的ではありません。だいたいの基準は車両の価格が１００万円前後でしょう。１００万円より安い中古車に乗っている人は敢えて車両保険を付けていない人も多いです。

通勤に使っていたり、自営業の人が移動手段で使うなど、車は絶対に必要だという人の場合は少々事情が異なります。急に車が使えなくなるのは困りますし、もし貯金がなかったりしたら急に高額な修理代を払うのは厳しいでしょう。そんな人は車両保険に入る価値があると言えます。

もし車両保険の加入を考えているのなら、保険料に対して補償額が見合うものかどうか、事前に見積りをとってよく検討する必要があります。

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2016/04/25 2016/05/12